希望の溶接品質を達成するために一歩ずつ
人間であれば、当然ミスをしてしまうこともあります。しかし、製造プロセスの溶接継手に欠陥があると、多大なコストがかかり、全体の生産性と品質に悪影響が生じることがあります。これに関連して、溶接シークエンスは品質を確保する上で有効なソリューションであり、熟練溶接工不足の深刻化に対処するための実証された方法です。
製造プロセスにおける溶接エラーを最初から防止することは、時間、費用、リソースの節約につながります。「この観点から、WeldCube Navigatorは非常に役立ちます。作業に最適な溶接シーケンスは、指示エディターに標準で設定されています。経験の多少を問わず、すべての作業員は、体系化された統一的な方法に従い、定義された許容範囲内で正しく手順を完了します。これにより、企業は溶接プロセスを最適化し、廃棄物を減らし、高品質の製造が可能になります」とFronius International GmbHの戦略製品管理、産業用溶接ソリューション部門のAnita Beckは説明します。
デジタル溶接シークエンス：仕組みの説明
WeldCube Navigatorソフトウェアは、溶接工が次に何をするべきかをワークステーションに表示します。追加の画面には、加工対象物の各作業ステップが正しい順序で表示されます。各作業の溶接パラメータは自動的に設定されます。それぞれの作業はステップごとに作業員に対し、ガイドされます。これによって簡単に正しい溶接シークエンスが守られ、定義されたパラメータを確実に使用することができます。
品質の監視とエラー管理
作業員が溶接シークエンスから逸脱すると、システムは直ちにフラグを立てます。そして、安全関連として定義されたシームの逸脱（制限違反）が検出された場合には、例えば溶接監督者が解除するまで溶接は中止されます。つまり、エラーは繰り返されたり重複したりすることがなく、直ちに修正されます。
WeldCube Navigatorを無料でお試し
WeldCube Navigatorの利点を体験するには、実際にご使用いただくのが最良の方法です。当社の溶接システム向けに試用ライセンスと組み合わせて無料でソフトウェアを試すことができるため、御社にあるTPS/i、iWave、またはDual Wire Feederと組み合わせてシステムをテストすることが可能です。エディターでデジタル版の作業指示書を使う、事前定義された公差を遵守する、安全性が重要なシームの制限違反に対応するなど、その使い方はいずれの場合でも非常に簡単です。溶接中、溶接技術者は溶接トーチ上で溶接ジョブを直接選択および確認し、次のステップに進めるため、溶接作業を便利にナビゲートします。
iWaveおよびTPS/iユーザーはWeldCube NavigatorソフトウェアをこちらからまたはmyFroniusポータルからダウンロードできます。
品質保証、人材不足への対応、およびリソース効率化に対する新しい実証済みのソリューションを、ぜひご自身の目でお確かめください。フロニウスは、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催される国際ウエルディングショー2024のスタンド4-01にて、私達のイノベーションを皆様にご紹介できることを楽しみにしています。